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【磯】大型クエを仕留めるためのおすすめラインとは?素材・号数を全て解説します

【磯】大型クエを仕留めるためのおすすめラインとは?素材・号数を全て解説します

2024/09/03 公開

これまで、磯・堤防問わず様々なサイズ・数のクエを釣ってきたヨネスケと申します。

クエ釣りは狙うサイズが大きすぎるがゆえに特殊なタックルが使われますが、ラインも全く例外ではありません!

通常のナイロンラインに加え,シーハンター、磯ハンターなどこの釣りでしか使わないような素材が使われることもあります。

今回は大型クエ仕留めるためのラインについて、各素材別に解説していきます!

 

各地域・対象サイズごとのライン種類・号数

地域  対象サイズ ライン
南紀和歌山、男女群島、その他地磯堤防 〜20kg ナイロン50号〜60号、PE30号〜50号
五島列島、壱岐、対馬、隠岐諸島 〜30kg ナイロン80号〜100号、PE60号〜80号
高知沖磯、伊豆群島、草垣群島、宇治群島 〜40kg ナイロン100号〜120号、イソハンター80号〜100号、PE100号
奄美群島、鹿児島離島、沖縄離島、トカラ群島 〜50kg超 ナイロン120号〜150号、イソハンター120号

 

あくまで参考程度にはなりますが、各地域ごと、対象サイズごとのライン種類・号数を全てまとめました。

もちろんどのエリアでも不意の一発が出る可能性もあります。一部南方地域を除き、ナイロンラインの80号〜100号があれば大体どのような場所でも対応できます。

また巻糸量は200kgクラスのマダラエイやサメなど、弩級の外道が掛かるエリア以外では100mほど巻ければOKです。

 

各ライン素材別の特徴とおすすめラインについて

ナイロンライン:基本はこのラインでOK

 

極端に根ズレの多い地域や50kg超のクエが出る地域、他に泳がせ釣りをする場合以外ではナイロンラインが基本中の基本となります。

比較的安価で傷ついても巻き直しやすく、水馴染みも良いため潮が早いエリアでも他のラインよりは釣りがしやすいです。

大型が掛かってもラインが伸びてクッションになるため、竿への負荷を減らすことができるのもメリット。

 

デメリットは根ズレした際に切れやすい点ですが、一方で根掛かりした際にラインカッターで切断しやすい・・・という隠れたメリットもあります。

また水を吸水しやすく、PEラインなど他のラインと比べて劣化が早いため数回ごとにラインを巻き替えたほうが無難です。

他のラインと比べて圧倒的に扱いやすいので、まずナイロンラインから始めることを強くおすすめします。

 

 

おすすめのナイロンですが、自身はボビン巻きのサンライン クインスターを好んで使用しています。他のボビン巻きと比べて品質が高いです。

他に、ボビン巻きより高価ですがアトミックスライダー クエも良いラインです。一時期使用していましたが、他のナイロンと比べて劣化しづらいのが特徴。

 

PEライン:スタンディングやライトクエに最適

 

固定式のクエ釣りでは同じような素材のシーハンターを除き、一般的なPEラインはあまり使われません。

根ズレに弱いから・・・ではなく、単にクエ釣りに向いた太さがないからです。ちなみに同じ直径ならナイロンよりPEのほうが複数の繊維がまとまっている分、根ズレに強いイメージがあります。

PE30号程度までなら石鯛用のラインが存在し,直径が細い割に単純引っ張り強度は非常に強いので、スタンディングやライトクエでおすすめです。

 

イソハンター:沖縄地域や泳がせ釣りで良く使われる

 

簡単に言うと100号前後の極太番手までラインナップのあるPEラインで、水に浮くので巨魚狙いの泳がせ釣りによく使われています。

沖縄地域でのクエ釣りにも良く使われていますが、特に本島のアーラミーバイはスレまくっており、ラインを送り込んで食い込ませやすいのが理由として考えられます。

一見すると汎用性があるように思いますが、まずラインが非常に高価、かつ傷ついた位置がわかりづらく、水馴染みが悪いというデメリットもあります。

ブッコミ釣りと同じリールで泳がせも行う、などの理由があればおすすめ。ただ他に理由がなければナイロンの使用が無難です。

 

シーハンター:対根ズレ性能最強のライン

 

溶岩帯でナイフのような岩が点在する場所、珊瑚礁があたり一面にある場所など、主に南方地域で50kgクラスのアラを仕留めるのに大活躍するのがシーハンター。

内側のライン、ロープのような表面と2重の糸になっており、対根ズレ性能は最強。多少岩に擦れたぐらいでは傷すらつきません。

底に針を置くブッコミ釣りにはこれ以上ない性能で、日本記録級のクエを狙うには必須ではないかと考えています。

 

 

最強クラスのラインですが、一方でデメリットも非常に多いです。一番は、根掛かりしてしまうとカッターを使用しても全然切れないこと!

ナイロンなら一発で切れるところ、シーハンターは何度も何度も歯を入れなければならず、そのうちにカッター側のラインが切れて紛失したりします。

マジで嫌になるぐらい切れませんが、それだけ根ズレ性能が高いということ。カッターで何度やっても切れないライン・・・まさに最強です。

 

 

またライン馴染みが極端に悪く、硬いのでリールに全然量を巻けません。同じ号数だと、2/3程度しか巻けない印象です。

海の中でも同様で、潮の影響を大きく受けるので流れの早い場所でも非常に使いづらいうえ、根掛かりが連発して最悪の状況になります。

取り扱いに慣れれば多少マシになりますが、クエ釣り初心者が使うラインでは全くないです。

 

最後に:ボビン巻きのナイロンが一番コスパ高いです!

というわけで今回は大型クエを狙うにあたり、おすすめのラインを解説してみました。何種類か紹介しましたが、やはり最初はナイロンが無難。

よほど根ズレが激しい場所であったり、弩級の魚が掛からない限りナイロンで不足を感じることはないため、まずボビン巻きのナイロンラインが最もおすすめ。

個人的には一部の場所を除き、ラインの種類にこだわるより巻き替え回数だったり、毎回傷を確認するほうが大事だと思っています。

いつ来るかわからないからこそ、常に万全の状態で揃えておくのが大事。ボビン巻きなら頻繁に巻き替えても経済的なので、特に最初ほどおすすめです。

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