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記事: 大物狙いのブッコミ釣り入門 | これさえ見ればコツ・タックル・仕掛け全てわかる!

大物狙いのブッコミ釣り入門 | これさえ見ればコツ・タックル・仕掛け全てわかる!
ブッコミ釣り

大物狙いのブッコミ釣り入門 | これさえ見ればコツ・タックル・仕掛け全てわかる!

日本一周釣り旅を通して北海道から沖縄まで、全国様々な釣り場でブッコミ釣りを行っているヨネスケと申します。

ブッコミ釣りを主体に釣りYouTube活動を行っていますが、この釣りは本当に面白く、仕掛けを放り込んで待つだけでありとあらゆる魚が釣れます。

大物が掛かることも多く、例えばこれまで28kgのロウニンアジ、23kgのヒレナガカンパチ、18kgのクエなどを釣り上げてきました!

 

△ブッコミ釣りで非公式ながら日本記録の魚が釣れました・・・!

 

今回は数年間ブッコミ釣りを続けてきた経験をもとに、大物を釣るためのコツやタックル、仕掛け、釣り場の選び方など全て解説していきます!

※今回の記事はブッコミ釣りでGT・タマン・クエなど大物を釣ることに焦点を当てています。都市河川でのシーバス狙い、カレイ狙いなどの投げ釣りは取り扱っていません。

 

ブッコミ釣り(打ち込み釣り)とはどんな釣り?

△ポイントに餌を投げ入れて、まったり待ちます。

 

ブッコミ釣りは針・餌・オモリのついたシンプルな仕掛けをポイントにぶっ込んで、放置するだけで様々な魚が釣れる…というもの。

タックルや仕掛け、餌を変えれば日本中どころか世界中で通用する釣りで、淡水海水問わずあらゆる魚が狙えます。

餌を放り込んだらあとは待つだけ…ですが、特に大物を狙うにあたっては様々な工夫をすることで、飛躍的に釣果を向上させられることがわかりました。

そのあたりの試行錯誤やコツなどは記事後半で解説しています。

 

ブッコミ釣りで狙える魚種一覧 | 本当にありとあらゆる魚が釣れます!

地域 釣れる魚種(ごく一部)
北海道・東北・北陸 アイナメ・クロソイ・クロガシラカレイ・カジカ ・サケ(アキアジ)
関東・関西・中国地方・四国・九州(都市部) カサゴ・メバル・シーバス・マダイ・クロダイ・キビレ・コブダイ・アナゴ・うなぎ
伊豆・南紀和歌山・中国地方北部・四国南部・九州(外海) ブリ・ヒラマサ・カンパチ・クエ・スジアラ・石鯛・石垣鯛・タマン・シブダイ
鹿児島離島・沖縄 カンパチ・クエ・クチジロ・ロウニンアジ・カスミアジ・スジアラ・タマン・シブダイ

 

この釣りは本当にありとあらゆる魚が釣れます!全て網羅するとキリがないので、各地域で代表的なものを表にまとめました(一部例外あり)

実際にはこの表の軽く10倍以上の魚種を釣っています。その中でも代表的な魚をいくつか紹介します。

 

大物①:124CM 28KGのロウニンアジ(GT)

 

20kg以上の大物をブッコミ釣りで初めて釣ったのがこのロウニンアジで、屋久島でスピニングタックルにて仕留めました。

鹿児島や沖縄の離島ではブッコミ釣りで30kgオーバーのGTが狙え、ときには50kgも出ています。

ブッコミ釣り師憧れの魚ですが、タイミング良ければ意外と簡単に釣れる時も!事実、その後同サイズを別の島でも釣り上げました。

 

▼28kgのGT実釣動画

 

大物②:124CM 23KGのヒレナガカンパチ

 

ブリ・ヒラマサ・カンパチの青物御三家はルアーで釣るイメージが強いですが、実はブッコミ釣りでも釣れます!

その中でも群を抜いて大きかったのがこのヒレナガカンパチ。流石に20kgオーバーだと凄まじい引きでした。

ちなみに同じブッコミ釣りで、日本海の隠岐諸島で30kgオーバーのヒラマサも上がっています。夢がありますね!

 

▼23kgのヒレナガカンパチ実釣動画

 

大物③:105CM 18KGのクエ

 

ブッコミ釣り対象魚の中でも、最高峰に位置するクエ。なんとクエ釣り3回目で18kgを仕留めました!

s5kgぐらいまでなら意外と身近な波止でも釣れるほか、場所次第では最大50kgにもなるクエを狙うことができます。

難易度も最高レベルですが、ぜひ本気で狙って欲しいターゲットの一つです。自分は人生を賭けてブッコミ釣りでクエを追っています(笑)

 

▼18kgのクエ実釣動画

 

もっと気軽に狙えるターゲットも多数います

△5kgぐらいまでのクエなら、実は割とどこでも釣れます。

 

20kg〜30kg近い規格外の魚ばかり紹介しましたが、もちろんもっと気軽に狙える魚もたくさんいます。

身近な波止で狙える1〜2kgクラスの魚から、離島や絶対の孤島に潜む50kgオーバーの魚まで、多種多様すぎる魚種を狙えるのがブッコミ釣り最大の魅力だと思っています。

目指せブッコミマスター!俺はブッコマンダーになるッ!!!

 

ブッコミ釣りのタックル・仕掛け紹介 | 魚種によって全く変わります

続いてブッコミ釣りに使用するタックルを紹介しますが、地域や狙う魚種次第で変わりすぎて、まとめて紹介ができません。

そのため、代表的な地域・魚種で使用する大物狙いのタックルを種類別にまとめました。

狙いたい魚、地域に合わせてぜひ参考にしてください。

 

基本のブッコミスピニングタックル

ロッド 打ち込み釣り用スピニングロッド MH〜XH
リール SWスピニングリール 6000番〜20000番
ライン PE3号〜8号
リーダー ナイロン20号〜40号
ハリス フロロ20号〜50号
タマン針16号〜24号、GT針26号〜30号
現地で釣った魚、島ダコなど

 

最も基本となるブッコミ用のスピニングタックル。堤防、磯と場所問わず使えます。

主に伊豆、和歌山、四国南部、九州北部南部、沖縄でタマン、シブダイ、GT狙い等で使うことが多いですが、小クエ狙いなどにも使えます。

一番汎用性が高く、ブッコミ釣りで大物を狙うならまずこのタックルを揃えて徐々に他も揃えていくのがおすすめ。

 

磯でクエ・スジアラ・シブダイ等を狙う手持ちブッコミ両軸タックル

ロッド ライトクエ専用ロッド、石鯛竿MH〜HH
リール 石鯛リール、トローリングリール
ライン ナイロン20号〜30号、PE20号〜30号
ハリス フロロ20号〜30号、ワイヤー34番〜32番
タマン・GT針24号〜30号、クエ針30号〜35号
アジ、イワシ、サバ、キビナゴなど

 

堤防でブッコミ釣りをしていると、徐々に磯釣りがしたくなります。磯の方が魚種が多く、より大型の魚が釣れるからです。

磯で大物を狙うとなったら、スピニングリールより両軸リールのほうがパワー的に有利。太い糸も巻きやすいです。

ここまで来ると、15kg程度のクエや10kgまでのスジアラまで射程圏内に入ってきます。

 

▼スタンディング(手持ち)でクエやその他大物を狙えるタックルはこちら

【磯・堤防】ライトタックルで大型クエを狙うタックル・仕掛けのおすすめ一覧【スタンディング】

 

磯で大型クエを狙う固定式クエ釣りタックル

ロッド 大型クエ専用両軸ロッド MH〜HH
リール 大型トローリングリール
ライン ナイロン80号〜120号
ハリス ワイヤー 32番〜28番
クエ針35号〜50号
冷凍サバ、イカなど

 

ブッコミ釣りの極地のような釣りになりますが…30kgオーバーの巨大クエまで狙えるタックルです。

もはや人力で釣れるサイズではないため、地面に竿を固定して釣ります。釣りというより狩猟に近いと思います(笑)

専用の竿だけで10万以上、全ての道具を揃えると30万は下りませんが、本当に魅力的な釣りです。

 

▼30kgオーバーが狙えるクエ釣りの基礎知識・タックルはこちら

クエ(アラ)釣りの基礎知識 | 磯・堤防でのタックル・仕掛け・餌・ポイントを徹底解説します!

 

まずは手持ちのタックルで始めてみよう!

ブッコミ釣り用のタックルを解説しましたが、ロウニンアジなど超大物を除き、まず手持ちのルアータックルで始めても全く問題ないです!

例えばMH以上のシーバスロッド、ショアジギロッドでPE2〜3号というタックルでも、3kgぐらいまでのクエなら取れます。

いきなり全てのタックルを揃える必要はないため、仕掛けだけ揃えて徐々に足りないものを増やしていく、という形でOKです。まずやってみるの大事。

 

5年間の経験で得たブッコミ釣りで大物を釣るためのコツ・テクニック

それでは、いよいよ5年間ほど本気でブッコミ釣りを続けてきて、様々な魚種を釣った経験をもとにコツを解説していきます。

魚種によって微妙に異なることもありますが、釣り方は大体同じなので共通することが多いです。

自分で言うのもなんですが、自分で手足を動かして散々試行錯誤してきたノウハウなので、非常に参考になると思います。

 

餌を底に置いて待つ釣りなので、ポイント・釣り座選びが最重要

 

まず第一に、ブッコミ釣りは基本的に餌を一箇所に置く「点」の釣りなので、ポイント・釣り座選びが一番大事。

投げて待つだけだから腕なんて関係ないでしょ?と言われますが、どのポイントに通うのか、どの釣り座に立つかで釣果が大きく変わります。

例えば自分の場合、クエを地元で釣る際には毎回必ず釣れた場所・潮汐・月齢・時間・餌などをメモしています。年単位の釣果が大きく変わってくるからです。

 

 

さらに同じポイントでも、釣り座が変わると釣果が大きく変わることもあります。例えば堤防の右角ばかりで釣れ、左角は全く反応がない、なんてことが起きます。

海底の地形、水深によって潮の当たり方、ベイト(小魚など)の溜まり方などが大きく変わるのが要因です。

ただ釣り座による変化は実際にやってみないとわからないことも多いため、一箇所だけでやるのではなく、時には移動して探っていくというブッコミ釣りらしくない方法を試すことも大事ということです。

 

 

▼同じポイント、潮周り、潮位、時間で20kgオーバーのロウニンアジが釣れた話

  

めちゃくちゃ面白い具体例を出します。過去、YouTubeの企画で南の島へブッコミ釣り遠征へいったことがありました。

他の釣り人はまず入ってないであろう砂浜があり、早速釣りしてみたところ朝マズメ頃に強烈なアタリがありましたが切られました。まず間違いなくGTの引きでした。

翌年、再チャレンジで同じ場所へ釣行。この場所なら絶対に同じタイミングで食ってくる、と前回と全く同じ季節、潮周り、潮位、時間に釣りすると、竿がぶち曲がり20kgオーバーのGTを手にしました。

 

△釣れた潮汐・月齢・時間帯などは必ずメモする 

 

もちろん運で釣れることも多いですが、魚種やポイントによってはこんな感じで再現性高く釣ることができます。

全く同じポイントに横並びで釣りするとそれほど釣果に差は生まれませんが、ポイント選びからやると年単位で見た時、釣果に雲泥の差が生まれます。

ここまでやり込むと、さらに何段階も釣りが面白くなります。自然相手なのに再現性を見出せるのが最高に面白いです!

  

餌の鮮度も超重要。鮮度の良さで全く釣果が変わります

△現地の釣れたてイカや小魚が最強の餌になります。

 

ブッコミ釣りは小魚を餌にすることが多いですが、この餌の鮮度で釣果が大きく変わります。

特に普段から生き餌を中心に食べている魚ほど、鮮度が重要になる印象です。GTや青物系などですね。

大物を求めて暑い南の島に行くことが多いので、いかに餌の鮮度を保つかが課題になります。わざわざ遠征先に冷蔵庫冷凍庫を持って行くこともあります(笑)

 

△許可を得て、遠征先の宿に冷蔵庫冷凍庫を持ち込みました(笑)

 

他にも、冷凍すると匂いが変わるため釣果が落ちるケースも。特に現地で釣った魚などはあまり冷凍しないほうがいいです。

一方、クエなんかは鮮度関係なく食ってきます。腐っている鯖を目の前で捕食しているのを見たこともあります(笑)

釣具にこだわるよりも前に、餌の鮮度にこだわりましょう。餌用の小さいクーラーボックスがあると便利です。

 

昼釣り・夜釣り、どちらが釣れるのか?

△朝マズメ・夕マズメは激アツタイム

 

ブッコミ釣りというと夜釣りのイメージがありますが、夜の方が釣れるかどうかは魚種によります。

例えば幻の高級魚と呼ばれているシブダイは、たまに日中釣れることもありますが、夜のほうが圧倒的に釣れます。

逆にコブダイやスジアラといった日中に活動する魚は基本的に夜釣りでは釣れません。

 

△基本日中にしか釣れないスジアラ 

 

大物ほど夜は警戒心が薄れる傾向にありますが、例えばGTやクエなどの魚も日中にも普通に釣れます。

夜釣りにこだわる必要はありませんが、暑い時期は夜の方が快適なのと、周囲が見えない分いつ掛かるのか?とドキドキ感を味わえます(笑)

昼・夜しか釣れない魚を除いて、過度に気にする必要はないです。ポイントとか、潮・餌の方がよほど影響します。

 

ただ待つだけはNG。頻繁に打ち返しと誘いをかけることで釣果が倍増する

△多いときは5分に1回誘いをかけます。

 

ブッコミ釣り、というと何らか竿に反応があるまで何時間も餌を放置し続ける人がいますが、頻繁に打ち返しをする人の方が釣果を出しています。

単純に餌を動かした方が反応する魚が多いのと、釣り場によっては魚の回遊場所が決まっていて、その場所に餌を入れないと釣れないことがあるからです。

何度も打ち返すをすることで自ずと周囲を探ることになるし、反応のある場所をピンポイントで見つけることもできます。

 

また餌が確実に残っているのであれば、少し竿を上げる誘い動作をかけることで食ってくることも。

これも餌が動いている方が食う、という理由です。ブッコミ釣りだからといって餌を海底に永遠と放置し続ける必要はないです。

またこれらを行うことで、魚の時合いに確実に餌を残すことができます。何時間も放置して気づいたら餌がなかった…なんてこともありますが、そもそも針に餌がついてないと魚は釣れません。

 

ただしこれらの方法は根がかりが少ない場所でのみ使える方法です。根が荒い場所では餌を入れて放置になります。

 

月齢・潮汐:月夜より闇夜、潮回りは完全に場所による

 

次に潮汐や月齢の違いによる反応差について。まず月齢に関しては、夜釣りの場合は新月の闇夜周りのほうが釣れる傾向にあるかな?と思います。

これは諸説あって、周囲が暗いほうが魚が違和感を感じにくいとか、小魚が広範囲に散らばるからとか色々言われています。

ちなみに夜釣りでも釣り動画を撮影していますが、めちゃくちゃライト焚いてるので釣り座周辺が明るいかどうかは全く関係ないです。

 

一方、小潮・大潮等のどの潮回りがいいか?は完全に釣り場次第です。同じ潮周りでも場所によって潮の動き方が全く異なるからです。

一般的にはワンドや湾の奥に面した釣り場は流れが緩いため大潮がよく、逆に沖にポツンと浮かぶ磯などは大潮だと潮が早すぎるため、小潮周りがいいことが多いです。

いずれも潮がしっかり動いたほうが釣れるので、場所ごとにどの潮どのタイミングで潮が動くのか、観察してメモをしておくといいです。

 

暑い時期の台風後は大物ほど大チャンス!絶対釣りに行こう

△台風後に釣果が爆発!

 

最後に、高確率で釣果が上がるタイミングを紹介します。それは、暑い時期の台風が通った後・時化後です。

散々暖められた海水が台風で一気にかき混ぜられ、栄養が循環することで全体的に魚の活性があがります。

これまでクエ狙い、GT狙いともに台風後に散々いい思いをさせてもらいました。夏場はむしろ台風さっさと来い!と不謹慎ながら思ってしまいます(笑)

 

最後に:本当に面白い釣りなのでまずはやってみてほしい

ということで、これまで散々全国でブッコミ釣りを続けてきた経験を全てこの記事にまとめてみました!

特に大物の釣果を出すコツ、という点はかなり参考にしていただけるのではと思います。

記事内で解説したとおり、超大物を狙うとかでなければ手持ちのルアータックルで始められます。

 

 

本当に面白い釣りで自分自身最もハマっている釣りので、まずはぜひやってみてほしいです!

YouTubeでは、主にブッコミ釣りを中心に全国で様々な魚を狙っています。この釣りの面白さを実感してもらえると思うので、ぜひチェックしてみてください。

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