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記事: 堤防から高級魚クエ(アラ)が釣れる!ぶっ込み釣法のコツ・タックル・仕掛けのおすすめ一覧

堤防から高級魚クエ(アラ)が釣れる!ぶっ込み釣法のコツ・タックル・仕掛けのおすすめ一覧
クエ釣り

堤防から高級魚クエ(アラ)が釣れる!ぶっ込み釣法のコツ・タックル・仕掛けのおすすめ一覧

これまで沖堤防で釣り上げた14.9kgを筆頭に、様々なサイズのクエを堤防で釣り上げてきたヨネスケです。

超高級魚のクエというと船釣りや秘境の磯でしか釣れないイメージがありますが、実は場所によっては身近な波止で釣れてしまいます!

しかもポイントや時期によっては、こんな場所で!?と思ってしまう波止で10kgオーバーのクエが釣れることも。今回は堤防でクエを釣るコツから、タックルまで紹介していきます。

 

 △沖堤防で釣り上げた96cm・14.96kgのクエ

 

▼クエの基本的な生態や釣るコツは下記で徹底解説しています。

クエ(アラ)釣りの基礎知識 | 磯・堤防でのタックル・仕掛け・餌・ポイントを徹底解説します!

 

堤防からクエを釣るためのコツは?これさえチェックすればOK!

すでに釣果が出ている実績場が間違いない 

 

磯・堤防問わず、最もクエに近づく方法は実績場に行くこと。過去にクエが釣れた場所に行けば、何回か通うことで何かしら反応を得られます。

「○○(地域名や漁港名)+クエ釣り」などと検索すれば結果がわかりますが、クエの釣果はポイントに依存するので、情報を出さない人も多いです。

ではどうやって調べるのか?最も手っ取り早い方法は、堤防のピトン跡やアンカー跡を調べること。

 

 

堤防でこれをやると、器物破損に当たるので褒められたものではありませんが・・・。ただ確実に底物師が入った証拠になります。

特にアンカーボルトが2連で入っているような場所は、ほぼ確実にクエ師が入っています

自分は全く新規のポイントに入るとき、毎回現地にいってピトン跡・アンカー跡を探して釣り座を決めることが多いです。

 

 テトラ・敷石など目立つ障害物からまず探そう

△水中にしかない障害物も多いので現地でリサーチが必要 

 

次に探すのは、クエが潜んでいるであろうテトラ・敷石です。特に外洋に面した漁港の大型テトラ付近には高い確率で居着いています。

テトラであればGoogleMapの航空写真でチェックできます。他にも、海底の敷石やブロック、魚礁にも居着きます。

これらは航空写真で見えることもあるし、現地に行かないとわからない場所もあります。自分はネットと現地、両方で情報収集します。

 

石鯛が釣れる堤防なら小アラは間違いなく釣れる

 

また緯度経度的に間違いなくクエが潜んでいるエリアで、石鯛が釣れる堤防では高確率でクエも釣れます。

むしろ過去の釣果を振り返ると、地元の人の間で大型石鯛が釣れる、と有名だった場所ほど釣果が上がっている印象です。

石鯛は基本的に潮通しのいい場所に付きますし、周囲にテトラなど障害物があるケースが大半で生息域が被っているためです。

もちろん牡蠣筏周りなど例外はあるし、大型が釣れるかどうかはまた別の話ですが、5kg程度までの小アラはほぼ間違いなくいると思っていいです。

 

水深は浅くても全く問題なく食ってくる

△完全に底が見える場所で14.9kgのクエが釣れた

 

また堤防でクエのポイントを探すにあたり、浅場を毛嫌いする人もいますが、5mほどの水深があれば全く問題なく釣れます。

例えば過去に沖堤防で14.9kgのクエを釣りましたが、透明度が高いとはいえ、日中は完全に底が見えるポイントで釣れました。

場所や時期、ベイトの絡み方、干満差によっては水深2〜3m程度でも釣れる時は釣れると思います。

 

一般的に水深が浅く、湾奥やワンドの中になればなるほど小型が釣れ、水深が深く潮通しがいいほど大型が出やすいのも事実。

基本セオリーに従いながらも、産卵期や秋の荒食い期には想像以上に浅場に大型が差してくるので、囚われすぎないほうがいいです。

ただ日中の釣りは別だと思っていて、基本的に足元から水深があり潮通しがいいポイントのほうが確実かと。

 

堤防ほど撒き餌が有効!毎日餌を入れましょう 

 

クエ釣りといえば、撒き餌をして大物を誘き寄せる・・・というイメージがある方もいると思いますが、基本的に間違いないです。

むしろ堤防ほど撒き餌が有効で、まず流れが緩いことが多く撒き餌が溜まります。また定期的にベイトが入ってくることが多く、クエも捕食のために回遊している可能性が高いからです。

仮に釣れなくとも、何日か通って撒き餌を入れ続けることで大物が餌について、釣れるケースもあります。

 

各漁協でクエの放流が増えてきた話

△2〜3kgの小アラなら本当にどこでも釣れる

 

また余談ですが、最近クエの漁獲量を増やす目的で様々な場所で放流が行われており、以前より小アラが釣れやすくなりました。

特に2〜3kg程度までなら離島に限らず、本当にどこでも釣れる印象です。こんな場所で?という釣り場でも上がっています。

放流クエはヒレの一部がカットされている場合などがあり、漁協などでアナウンスされている場合も。放流個体や小さな個体は将来大きなクエを釣るためにも逃してあげてください。

 

堤防からクエ(アラ)を釣るためのおすすめタックル一覧

ロッド:専用ロッドじゃなくてもOK!ただし大型は無理です

△専用ロッドや石鯛竿・石鯛リールなら10kgオーバーも取れます。

 

実際に堤防からクエを釣るためのタックルを解説していきますが、5kg程度までの小アラなら専用ロッドを揃える必要はありません!

強めのシーバスロッドやショアジギングロッドでも、ラインや仕掛けがしっかりしていれば問題なく釣り上げることができます。

ただ10kgオーバーとなるとさすがに限界がありますし、時期によっては想定外の場所に特大の大物が入ってくることがあります。

 

△80cm・5kgぐらいまでならルアーロッドでも問題なく取れます。 

 

クエ釣りの面白い点はサイズを選べないところで、小アラ狙いでぶっ込んでいたら竿が根本からひん曲がり、バラした・・・という話も良く聞きます。

しかも堤防は足元にテトラやブロックが入っている関係で、実は磯より大型を獲るのが難しいです。複雑なブロックに入られると絶対に出てきません。

最初から10kgオーバーを狙うなら、専用タックルを用意するのが間違いないです。おすすめロッドについては下記で解説しています。

 

▼クエ用のライトタックル(手持ち)の選び方やおすすめはこちら

【磯・堤防】ライトタックルで大型クエ(アラ)を狙うタックル・仕掛けのおすすめ一覧【スタンディング】

 

リール:中古の船用リールか石鯛リール

リールに関してもまずは手持ちのスピニングリールで問題ないですが、もしステップアップするなら中古の船用リールか石鯛用リールがおすすめ。

いずれも最大ドラグ力が7kg以上なら小アラには対抗できますし、ロッドや仕掛けがしっかりしていれば10kg超も夢ではないです。

ロッドと比べると妥協できる部分なので、ある程度安いリールでもOK。ちなみに石鯛リールは安いものだと新品で4万円程度でも購入できます。

 

ライン:PE6号以上かナイロン16号以上

 ▼堤防クエ釣りにおすすめのライン

  • PEライン:6号〜20号
  • ナイロン:16号〜30号

 

ラインは手持ちのタックルを使用するにしても出来れば変えたほうがよく、PEなら6号以上、ナイロンなら16号以上がおおよその目安になります。

もちろんリールのラインキャパが足りれば太いほうが良く、クエは沖に走る魚でもないので100mも巻ければ十分です。

ちなみに自身は堤防でも15kg以上を狙っているので、PE20号を使用しています。あまり太くしすぎると、根掛かりした際に切れないなどのトラブルが発生することもあります。

 

仕掛け・針:大型を狙うならワイヤー一択

△14.9kgを釣り上げた際、堤防の基礎に潜られワイヤーがボロボロになった

 

次に仕掛けについて。基本は画像のものを参考にしてもらえばOKですが、もし大型まで視野に入れるなら絶対にワイヤーは必要です。

前述したように堤防はテトラや基礎が入っているケースが多く、一度潜られると簡単には出てこないため、ハリスを擦られる前提になります。

ナイロンやフロロではどれだけ太くしても、擦れ続けばいつか切れます。ワイヤーならよほどの大型でない限り簡単には切れません。

これまで堤防で釣りしてきて、ワイヤーでないと取れなかった・・・!というケースが頻発し、以降自分はワイヤーしか使っていません。

もちろん最初から小アラ狙いであれば、ナイロンやフロロでも問題ないです。場所によって仕掛けを分ける形でOKです。

 

餌:スーパーで売っている魚やイカでOK

 

使用する餌に関しては、スーパーで売っている魚やイカでOKです。堤防は磯に比べると餌取りが少なく、数パックで楽しめることも多いです。

撒き餌に関しては、自身はいつも安いアジやイワシを大量に買い込み、切り刻んで撒いています。こちらも磯に比べて少量でもOK。

手軽に狙えるのが堤防クエの良さなので、それほど気負わなくてもいいです。もちろんブロックのサバやイワシを買えるに越したことはありません。

 

△あまりにもヤバすぎるヌタウナギの猛攻

 

堤防で気をつけるべきは餌取りの存在で、基本は少ないんですが、場所によってはヌタウナギが沸いていることがあります。

この餌取りはマジで最悪で、イカならものの数秒で跡形もなく無くなるほか、サバなどの魚も一瞬で頭の骨だけになります(笑)

特に砂地の釣り場で大量発生しやすいですが、こればかりは一度行かないとわからないので、初めての釣り場では多めに餌を持って行くことをおすすめします。

 

竿受け・小物類

 

その他の用品ですが、自分は堤防でもピトンやアンカーを使用しなくて良いよう、板材を加工して専用の竿受けシステムを作っています。

前側に竿受けや板バネを設置し、バケツを2つ置いて重石として固定しています。意外と思い切り竿が曲がっても落下しません。

欠点としては、道具が多くなりすぎるのと重い点ですね。まぁこれはしょうがない。

他に、堤防でクエを狙う場合は荷物が多いので、キャンプ用のカートを使用しています。これ、めちゃくちゃ便利なのでおすすめ。

 

最後に:堤防で大型クエを狙おう!

ということで、今回は堤防でクエを釣るためのコツやタックルについて解説してみました。

何度も記事内で解説しましたが、場所によっては民家の目の前の小さい波止で釣れることもあるし、時期によっては想像以上の大型が入ってきます。

自分も初めて堤防でクエを釣ったのは長崎県の対馬という離島に遠征へ行った時で、こんなところで釣れるの?という場所でクエがかかり、今では完全にハマってしまいました。

 

 

憧れの魚「クエ」は意外と神出鬼没で、小アラなら思いのほか簡単に釣れることもあるので、まずはぜひ一度挑戦してみてください!

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